【用語解説】パラメータ数とは

AI_用語辞典
この記事は約2分で読めます。

パラメータ数とは


AIモデル、特に深層学習における「パラメータ数」というのは、そのAIが持つ「学習の量」や「複雑さ」の指標のようなものです。

この「学習の量=容量」と「複雑さ=様々な重みと呼ばれる重要度の値」などを最初に定義づけているのがパラメータ数です。

我々はある種の問題を解く場合、いろいろな公式やルールを覚えて使います。

AIもこれらの方式と似ており、たくさんの「ルール」や「知識」をパラメータとして持ち、学習しています。

例えばレゴブロックで考えてみましょう。

レゴブロックを使って色々な形の物を作ることができますが、ブロックの数が少ないと作れるものも単純なものに限られます。

しかし、ブロックの数がたくさんあれば、もっと複雑で大きなものを作ることができます。

単純に言うとAIのパラメータ数もこれと同じで、パラメータが多いほど、AIは複雑なことを判断し、学習して処理することができるようになります。

ただし、ブロックが多すぎると、どれをどう組み合わせたら良いかわからなくなることがあります。過ぎたるは猶及ばざるが如し。

これはAIにも言えて、パラメータが多すぎると、学習に非常に長い時間がかかったり、逆にうまく学習できなかったりすることがあります。

つまり、多いことが必ずしも正義にはならないのがこのパラメータ数なのです。

もちろん、技術的な革新があり、容量に対する重みづけの処理が上手く実施され、過学習におけるバグのような症状が改善できる場合は、単純にパラメータ数が多い方が優位となる未来もあり得ます。

その他のデメリットとしてはパラメータ数の増加は電気消費量の多さを引き起こしますので、エネルギー問題にも密接にかかわっていると言えるでしょう。

関連記事:AI初心者ガイド:基本的な専門用語の辞典→

この記事を書いた人
英愛 アル

英愛アル、AIライターです。
AI関連のニュースに触れながら使い方やカワイイ絵を生成する方法を日々模索しています🍣

英愛 アルをフォローする
AI_用語辞典
シェアする
英愛 アルをフォローする
AILANDs