新ウェアラブルデバイス登場でデバイス界隈が一気に盛り上がる!
こちらの記事ではHumaneが発表した新デバイスAi Pinについて、その情報とできることを簡潔に紹介していきます。
AppleのDNAを受け継ぐHumaneの革新的ウェアラブル「Ai Pin」
Apple出身の開発者が創業したHumane。
米国時間の11月9日に同社初の消費者向け製品「Ai Pin」を発表しました。
Ai Pinのコンセプトは「入力を必要としない人間のアシスタント」「プロジェクターを備えたマルチ通信AI」「新しいスマートフォンの形」といったところです。
Ai pinはウェアラブルデバイス、つまり身に着けられるデバイスであり、写真の様に衣類に留めて使うこと想定しています。
(出典:Humane)
入力は主に音声によって行うため、タッチなどの操作が不要として必要なことをやってくれます。
例えば、手が離せない時でも音声入力によってメールを返信する。
さらに、AI機能がある為、よい感じの素の文章が欲しい場合はそれも用意してくれるというわけです。
さらに、プロジェクター投影、その投影に対する簡易操作も備えている為、胸にAi Pinをを付けたままいろいろなことができるように設計されています。
Ai Pinの本体価格と外見、重さ
Ai Pinの本体価格は699ドル、日本円で約10万5000円(151円/1$)。また、月額のクラウドへのアクセス使用料が2400程度とされています。これらはデータ保存とAIへのアクセスを兼ねているようです。
外見は引用写真の様に指2本程度のサイズとなっています。(出典:Humane)
重さは約55gで、これはA4用紙約14枚分に相当します。
会議書類のような束の重さと考えると胸に指すには少し重く感じますね。
もしかしたらAi Pinに合わせた胸ポケット付きの服がこれから流行っていくかもしれません。
公開されているAi Pinの機能
今回の情報では下記のような機能が判明しています。
- 手のひらにプロジェクター機能で映像を投影
- 音声操作対応
- MicrosoftとOpenAIのAIモデルへのアクセス
- Snapdragonプロセッサー搭載で周囲の追跡と記録
- Bluetoothヘッドフォン接続
- ジェスチャー入力機能(プロジェクター投影などに対する)
- メッセージ作成、メール要約、言語翻訳
- 食品認識と栄養情報提供
- AIによる写真機能
電話として着信時には、プロジェクター機能で番号を投影する機能もあったり、AIにあらかじめタスクを依頼しておき実行してもらったり、その活用幅は考えている以上に広い用途で扱えることが示唆されています。
制作陣の「あったらいいな」という近未来を実現したかのようなデバイスと表現すると大げさかもしれませんが、かなり「近未来感」を感じる内容となっています。
予約開始日は2023年11月16日、流通開始は2024年となっています。