GPT-4oが実装されてから、無料でAIに触れる方も増えてきました。
そこで、こちらの記事では無料範囲にフォーカスして、新たにGPTを触る人に簡単で分かりやすい解説をしていきます。
まだ有料にするかどうか悩んでいる人も、是非内容を確認していってください。
関連記事:GPT-4oとは? GPT-4を超える基本無料モデルの利点と発表内容→
GPT-4o無料版でできないこと
無料版でできないことは大きく下記の3つです。
・音声対話:GPT-4oの目玉として高性能なAIとラグの無い、さらに抑揚を利かせた会話ができるという非常に近未来的機能がありました、しかしこの機能は現在有料版に限定されています。
・画像生成:画像生成機能はGPTの中でも「DALL-E」という機能に帰属しており、こちらが有料提供となっている為、画像生成機能を使うことができません。
・GPTsの作成:ChatGPTにはGPTsと言われるオリジナルGPTを作成する機能がありますが、この機能も有料提供となっています。主にAPIを活用して外部連携を可能にしたり、特定の仕事内容に寄せたクセ付けをすることができます。
関連記事:GPT-4oで音声アシスタント会話機能を使う方法【ほとんど人間】→
GPTの応答制限【10回/5時間】
ChatGPTは応答に対して制限が存在しています。
これは、ログインしているIDに対して「あなたの発信」と「GPTの発信」を1セットとして考える一往復分のカウント方式です。
現在GPT-4oの応答制限は【10往復/5時間】と考えられていて、これを超えるとエラーが出るようになっています。
この応答制限に関しては、OpenAI側で設定されており、3時間中に何回往復ができるかというのが設定の基本になっているようです。
例えば、GPT-4oの発表が来る前のGPT-4では【40往復/3時間】が設定になっていました。
今回無料分として開放されたのが、以前の有料版の上位互換となれば【0→10】となっているだけでもものすごい緩和措置であると言えそうです。
ちなみにこの設定が有料版では80往復になります。
実は日々見た目が変わっているGPTと4への無料アクセス
ChatGPTは実は日々見た目が変わっています。
しばらくアップデートが無かったり、突然配置が以前と変わっているなどはよくあることですが、基本的には機能が減ることはなく、どこかに格納され直していることが多いです。
例えば、PCの有料版の設定画面は以前は左下にありましたが、2024年5月中旬時点では右上に移動されています。
でずので、確認した時点で、アクセスしたかった機能が見つからない、移動してしまっているという可能性があるかもしれません。
その場合は、現在「設定」に相当する画面がどこにあるのか、そして設定内に探している項目があるのかを真っ先に確認しましょう。
例えば、作ったばかりのアカウントではGPT-4oへアクセスできているのかできていないのか、よくわからない表示になっています。
実際にはこの状態でアクセスできており、応答制限回数を超えると制限回数が回復するまでGPT-3.5にダウングレードされます。
また、応答にバージョンが表示されるユーザーも確認されています。
無料版GPT-4oオススメの使い方
無料で検索が使える
GPT-4oは検索機能を内蔵しており、これは無料ユーザーも使うことができます。
ですので「○○のお昼のオススメを教えて」「○○の天気は?」などに関しても、リアルタイムの情報を検索から反映して拾ってくることができます。
これは例えば「こういう情報が知りたいんだけど調べられる記事はある?」といったことにも柔軟に対応しています。
Googleなどの検索で上手く言葉が浮かばないときにGPTに頼ってみるのは状に有効な使い方と言えるでしょう。
無料で画像解析ができる
GPTはOCRという機能を内蔵していて、平たく言うと写真や画像であっても中身を確認することができます。
日本語の対応も進んでおり、常用漢字であれば基本的には読むことができます。
ただ、「1」と「7」の様な近い表現の文字はまだ間違える可能性が高ったり、写真の中にある○○を数えるといった動作は間違える危険性が高いです。
しかし、文字起こしの補助としては非常に有能ですので、レシート取り込みなどが必要な場合などは試してみるとよいでしょう。