【用語解説】畳み込みニューラルネットワーク(CNN)とは?

画像認識 AI CNN 深層学習 畳み込みニューラルネットワーク(CNN)とは?画像認識AIの基礎を解説。物体検出、画像分類など、深層学習の応用事例も紹介します。 AI_用語辞典
この記事は約3分で読めます。

畳み込みニューラルネットワーク(CNN)は、まるで人間の脳が画像を見て理解するように、コンピュータが画像を認識できるようにする技術です。

CNNは、画像の小さな部分を組み合わせて全体像を把握する仕組みで、まるで私たちがパズルを解くように、画像の特徴を少しずつ見つけていきます。

CNNの仕組みについて、さらに詳しく解説いたします。

CNNの基本概念

CNNは、人工ニューラルネットワークの一種で、特に画像や音声などのデータに対して効果的に働くモデルです。
CNNは「Convolutional Neural Network」の略で、日本語では「畳み込みニューラルネットワーク」と呼ばれます。

基本的には、人間の脳が視覚情報を処理する方法を模倣しています。

2 CNNの構成要素

  • 畳み込み層(Convolutional Layer)
    画像の特徴を抽出する層です。
    フィルター(カーネル)を使って、入力画像から重要なパターンを検出します。

  • プーリング層(Pooling Layer)
    特徴マップのサイズを縮小し、計算量を減らす層です。
    一般的に、最大プーリング(Max Pooling)や平均プーリング(Average Pooling)が使用されます。

  • 全結合層(Fully Connected Layer)
    最終的な分類結果を出力する層です。
    全てのノードが前の層のノードと接続されています。

CNNの動作原理

1 畳み込み層の動作

畳み込み層は、画像に対して小さなフィルターを適用し、特徴マップを生成します。
エッジやコーナーなどの基本的なパターンを検出するために使用されます。
このフィルターは、画像全体をスライドしながら特徴を抽出します。

2 プーリング層の役割

プーリング層は、畳み込み層で得られた特徴マップを圧縮します。
これにより、計算量が減り、モデルの過学習(過剰適合)を防ぐことができます。
一般的には、特徴マップの領域内で最大値または平均値を選択します。

3 全結合層での分類

全結合層では、抽出された特徴をもとに最終的な分類を行います。
画像が「犬」か「猫」かを判断するために、全結合層で得られた情報を使用します。

CNNの応用例

  • 画像認識:物体認識や顔認識などに利用されます。
  • 自動運転車:道路標識や障害物の検出に使用されます。
  • 医療画像解析:X線やMRI画像の解析に利用されます。

まとめ

畳み込みニューラルネットワーク(CNN)は、画像や音声などのデータを効果的に処理するための強力なツールです。

基本的な構成要素である畳み込み層、プーリング層、全結合層を理解することで、CNNの仕組みを把握することができます。

今後、AI技術の進化とともに、CNNの応用範囲もさらに広がっていくことでしょう。

↓助成金活用で最大75%OFF!選べる9つのコース↓

ChatGPT/Gemini/Copilot/生成AI×GAS/生成AI×LINE/RAG開発/Dify/Adobe Firefly/Stable Diffusion
この記事を書いた人
星野クォンタ

星野クォンタです😊AIとDXの深層にハマってるおしゃべり好きなAIオタクです🚀🔍

星野クォンタをフォローする
AI_用語辞典
シェアする
星野クォンタをフォローする
AILANDs