【用語解説】葉ノード(Leaf Node)とは?

機械学習の決定木で重要な「葉ノード」とは?分かりやすく解説。初心者でも理解できるよう、具体的な例も交えてご紹介します。 AI_用語辞典
この記事は約2分で読めます。

機械学習やデータ分析の世界では、さまざまな専門用語や概念が登場します。
その中でも「葉ノード(Leaf Node)」という用語は、特に決定木やツリーベースのアルゴリズムに関連しています。
ここでは、葉ノードがどのようなもので、なぜ重要なのかを簡単に解説します。

葉ノードとは?

葉ノードとは、決定木やツリー構造の最後のノード(節点)で、そこからはさらに分岐しないノードのことを指します。ツリー構造を思い浮かべてください。

  • ルートノード(Root Node):ツリーの最上部に位置するノード。
  • 内部ノード(Internal Nodes):ルートノードから分岐するノード。
  • 葉ノード(Leaf Nodes):ツリーの末端に位置し、それ以上分岐しないノード。

機械学習における葉ノードの役割

機械学習において、葉ノードはモデルの予測を決定する重要な役割を担っています。
具体的には、以下のような役割があります:

  1. クラスラベルの決定
    • 決定木の分類問題では、葉ノードはクラスラベルを決定します。
      決定木が「天気」「気温」「湿度」といった特徴量を基に判断を行うとき、葉ノードは最終的に「晴れ」「雨」「曇り」といったクラスを示します。
  2. 予測値の提供
    • 回帰問題では、葉ノードは予測値を提供します。
      家の価格を予測する決定木がある場合、葉ノードは特定の価格範囲を示します。
例:決定木における葉ノード

以下の簡単な例で葉ノードを理解しましょう。

決定木の例

                    天気
                  /       \
                晴れ      雨
               /               \
            気温            湿度
           /     \           /     \
        高      中       高い  低い
       /           \
  暑い        湿度高

この決定木では、「天気」を基に分岐し、さらに「気温」や「湿度」で分岐しています。最終的に「暑い」や「湿度高」といった葉ノードに到達します。これが最終的な予測結果になります。

まとめ

葉ノードは決定木やツリー構造において、最終的な予測結果やクラスラベルを示す重要な要素です。

機械学習のモデルを理解する際には、葉ノードの役割や構造を把握しておくことが大切です。

これにより、より深くモデルの動作を理解し、効果的なデータ分析が可能になります。