midjourneyの二次元モデルとして好評のnijijouneyにもついにバージョン6がプレ実装されました。
本記事ではniji6の設定方法と、どの辺がパワーアップしたのかなどについて詳しく解説していきます。
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niji6の使い方
ニジジャーニー6は現在β版として実装されています。
使い方はいたって簡単で、下の画像の様にセッティングを呼び出すことで使用できます。
プロンプト欄にsettingと打って呼び出しましょう。
ここでnijiのバージョンを4~6で好きに選択できます。
また、プロンプト自体の末尾に「--niji 6」と記入することでもniji6を使用することが可能です。
niji6の実力は?
公式ドキュメントに掲載されている例も併せて紹介します。
「konosuba aqua holding a sign that says "cixelyn" while jumping in the air」
このように既存のキャラクターを呼び出し、さらにボードに文字を書かせるといったことが可能だとされています。
また、一部画風をいじるプロンプトがあるようです。
今回特に目を引いたのがこの投稿です。
こちらは「kasa obake, a monster umbrella with one eye and one mouth with a long tongue standing on one leg (片目と口があり、片足で立つ長い舌を持つ化け物傘 傘おばけ)」と紹介されています。
今までニジジャーニーは二次元美少女にやや特化したモデルでしたが、このように説明からクリーチャータイプも描画できるようになったということが興味深いです。
というわけで塗り壁を描かせてみました。
結構いけてますね。
あと、歯があると怖いんですね、デザインって…。
サンプルプロンプトはこちらです。
「nurikabe, a japanese youkai, a japanese creature, a japanese creature big gray square wall with eyes and one big mouth and tongue, standing on the street, he is very big square wall, in night --niji 6」
道を通せんぼしているなどを加えると…。
調整すれば面白いことができそうですね。
サンプルはこちら「nurikabe, a japanese youkai, a japanese creature, a japanese creature big gray square wall with eyes and one big mouth and tongue, Standing in the middle of the road to prevent people from passing by, back is midnight, --niji 6」
niji6には実装されていない機能がある
ニジジャーニー6には実装されていないアップスケールの機能があります。
例えば、デフォルトのニジジャーニー5では下記の様にアップスケール後のコマンドが非常に多く配列されています。
例えば「↓」コマンドを使えば元絵を保ったまま、足の方向の絵を描き加えてくれるのです。
しかし下記の様にニジジャーニー6ではコマンドが解放されていません。
アップスケールに関してはほぼ性能的に変わらず。
バリエーション機能もこれまでと同じく、基礎的な改変の物が抽出再提案されるようになっています。
ですので、出力後の再調整はまだできないということは念頭に置いておきましょう。
正式リリースは2月末となります、とても楽しみですね。