前回、Mijourneyで作る美女の特徴的な部分について解説しました。
まず前提として、Midjourneyは西欧人種の方が得意であること。
アジア人は少し不得意であること。
また、出力に対してある程度の「ガチャ要素」があることがわかりました。
こちらの記事では、Midjourneyで出力した美女から同じ顔の美女を継続的に出力する方法について解説していきます。
関連記事:【AI 美女】Midjourneyで究極の美女を作る方法【超初心者向け】→
美女の素体を用意する
まず、今回の実験素体となる人物を用意します。
Hyper realistic photogrphy, 25YO, The Quintessential Beautiful Girl --ar 3:4
こちらのプロンプトで出力をいくつか行います。
アジア人が出ないのは人種の学習がやはり西欧人種が多いためと推測できます。
今回は左下の素体を選びましょう。
左下は3番に相当しますので、コマンドのU3を選び、アップスケールを行います。
さらに、ほぼ同一画像を作成するためのV3コマンドも使用して、同じ様な画像をもう一つ用意します。
Uはアップスケール。Vはヴァリエーションです。
1枚目:元画像のアップスケール。
2枚目:V3で用意した画像。
これでまず素体となる顔ができました。
同じ顔の美女を出力する
次にキャラクターリファレンス=cref機能を使い同じ顔で人物が生成できるかを実験します。ここが一番のキモですね。
まずリファレンス機能を使い、同じ顔が出力できるか着せ替えで実験してみましょう。
Hyper realistic photogrphy, 25YO, The Quintessential Beautiful Girl, gold hair, rough shirt and pants --cref URL --cw 50 --ar 3:4
[Hyper realistic photogrphy, 25YO, The Quintessential Beautiful Girl,]:これは生成時と同じ文字列です。
[gold hair, rough shirt and pants]金髪のラフな格好をした表現です。
[--cref URL] これがキャラクターリファレンスの基本的な構文で、参照したいURLを[--cref ]の後ろに入れることにより顔の参照になります。
[--cw 50]これはcrefの依存値で0で顔のみ、100で顔、髪型、服装まで全てとなります。
[--ar 3:4]これは縦横比で、3が横。4が縦となります。つまり、縦長画像にするという指定です。
結果的に足しているのは服装に関する指定とCWを50に設定するという指定ですね。
結果がこれです。
いかがでしょう。
メモと周辺のくぼみが深く入って陰になっているのと、元画像にあった透明感が消えています。
恐らく「rough」の単語自体が悪さをしているなどが考えられます。
ここから少しプロンプトを調整していきましょう。
Hyper realistic photogrphy, beauty skin --cref URL URL --cw 10 --ar 3:4
間に「beauty skin」しました。
顔は引き継げている印象はありますが、逆に肌はメイク前の撮影といった感じになっています。
「skin」を入れたためカメラも接写になってしまうようです。
服装をランダムにする為、「--cw 10」の設定も入っています。
次のプロンプトは単純に全身としてみます。
Hyper realistic photogrphy, fullbody --cref URL URL --cw 10 --ar 3:4
元の画像が顔のみなので、全身が2つしか出ていない。
顔が辛うじて似ているのは右上と左下と言えるでしょう。
前途多難ですね。実はここに張り付けている8倍程度の画像は出力しているのですが、完全にこれという画像はなかなか出てきません。
一度作業を戻してみましょう。
気に入った顔のアップスケールから「Zoom Out 1.5x」を選びます。
するとこのように若干引きの絵が生成されます。
細部しか変わりませんが3番がよさそうです。
これを再度アップスケールし、出てきたものに対して再度「Zoom Out 1.5x」をした画像がこちらです。
お気づきでしょうか、ズームアウトを繰り返したことで、人以外の無駄が多くなってしまっていることに。
一旦この辺が限界なのでこちらも3をアップスケールして、打ち止めとしましょう。
こうしていろいろなサイズの顔と胴体を収集することもできます。
とにかくサンプル数を増やしましょう。