Suno利用レビュー:Suno AIを使ってみた。音楽生成AI・Sunoのログインから使い方まで

AI_活用術
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作詞作曲ができたらいいな。そんな夢をかなえてくれるのが音楽生成AI、SUNOです。
オリジナルの歌詞をつくって、SUNOに曲をつくってもらう事も、キーワードを入れるだけで歌詞を生成し、曲を作りあげる事も可能です。
今回は、2023年9月に海外でリリースされ、11月に日本でアップデートを果たしたSuno AIを使用してみます。

音楽生成AI・SUNOとは


Suno AIは、テキスト入力だけで歌詞からボーカル、伴奏まで音楽を自動生成するAIツールです。2023年12月時点では無料で利用可能で、曲にしたいテーマ、または用意した歌詞を入力し、音楽スタイルを指定。たったこれだけで幅広いタイプの曲が生成できます。また、SunoはBarkというText to Audioツールを公開しており、この技術を発展させたものです。利用者はChatGPTなどと連携し、AIに歌詞を生成させることもできます。

1970年代風と指定し、荒井由実風の歌詞を元に曲作りをすると、A内面的な葛藤や孤独感が表現された、という実例も。

実際に、Suno AIを使ってみました。
手順は非常に簡単です。

トップページは、作曲を誘うテキストがルーレットのように動いています。

SUNO ログインからスタート

下記の通り、右上にある「曲を作る」という黒いボタンをクリックすると、速やかにアカウント開設の画面に切り替わります。

ご希望の手段でサインインすると速やかに制作ができる画面となります。


まずは、歌詞を入れると曲ができるというので、詩を入れてみる事にしました。
下記のボタンに詩人中原中也の詞を入れ、右の水色の「作成する」というボタンをクリック。

テキストを入れるだけ!作曲開始!


生成に約2分という表示がでました。テキストを入れると曲ができると考えておりましたが、日本語が高度過ぎたのか、歌詞の代わりに「ご提供いただいたトピックが理解できないため、申し訳ありません。別のトピックまたはプロンプトを提供していただけますか?」というテキストが現れました。
しかしながら、曲は生成され、ラップ調の流れました。


次は、曲に期待するテーマをテキスト入力してみました。「サンバのような楽しいリズムの音楽」としてみました。

結果、大航海時代のような画像とともに、フランス語の歌詞が生成されました。

実際に音楽を聴いてみました。1分20秒と長尺です。「サンバのような楽しいリズムの音楽」がどのように処理されたのか思案し続けながら耳を傾けたくなる曲調です。1曲目は女性ボーカル、2曲目は男性ボーカルとなっていました。いずれもメロウな曲調です。

それにしても、電子音単一ではなく複合的な楽器の音色による演奏、ボーカル、作曲がなされていることに感動は隠せません。

日本語の理解度が弱いという前提の元、今度は「SAMBA」と英語表記で指示を出してみました。

日本語よりも英語表記がお好み?

すると、歌詞、画像ともにイメージしやすいものとなりました。かたや、曲調は、レトロなポップ調となりました。サンバとはだいぶかけ離れていますが、明るい感じになりました。


最後に、Chat GPT3.5 に歌詞を書いてもらい、それをSuno AIに託すことにしてみます。

いかにも楽し気な歌詞ができあがりました。
3番までの歌詞ができあがりましたが、Suno AIで入力できる文字数は100文字で、自動的にそれそれ以上のテキストを入れても100文字以降のテキストは採用されません。よって歌詞のうち上位100文字で生成されます。

歌詞は日本語で歌われていますが、テキストの表示は日本語ではなく、曲調は、レトロなポップスのようになりました。しかしながらテキストに託したカーニバルのような明るい感じは十分に考慮されており、どう工夫したら思い描くものに近づくのか探求心が刺激されます。


現在、入力するが情報が少ない為、思い描く通りの曲を作るには運頼みとなりました。また期待する音楽のジャンル等によっても成果への満足度に違いが出る事が想像されます。

このサービスがより洗練されていく、またはその他の音楽生成AIを研究するなど、音楽に働きかけるAIについても興味は深まるばかりです。

※なお、2023年12月19日はマイクロソフトはAIプラットフォームであるMicrosoft Copilotに統合すると発表。Bingを開くとすぐそこにSuno。音楽生成AIで作曲が日常に。

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